会社の他部署の一度も話したことのない先輩に、なぜか「今年の思い出作り」という理由で飲みに誘われ、じんちゃんとタダ飯イエーとか言いながら恵比寿の焼肉屋。恵比寿から二人でタクシーに乗って、いつものバーで軽く飲みなおす。なぜか懐メロ大会になっていて、ゴダイゴのちマドンナがかかる。
wombのゲストとってもらったので移動。かなりいろいろなことがあったけれど、とにかく楽しくて面白くて散々踊った。低音が強く響いて、目を閉じて身体を揺らすとリズムの中に自分がなくなってしまいそうになる。wombの音響システムには敬意を表したい。

じんちゃんと手をつないで踊る。目を合わせて笑う。夜はどこまでも終わらないような気がする。レーザーの緑の光でくらくらする。汗をかいて踊るそのグルーヴのすべてをきっと明日には全て忘れてしまうだろうと思う。刻む低音のひとつごとに今この瞬間が過去になっていくのをつかまえたくて、ひたすら音を拾ってからだを揺らす。隣の男の子と顔を見合わせて笑う。「クソ楽しいぜー」ってその子が言う。朝が来る。