昼過ぎに起きて、うん何だか調子いいような気がする、と15時半に家を出る。コニカミノルタのギャラリーでやっているオーロラの写真を観に行った。会場は盛況で、「この中で本物のオーロラを見たことあるのは私だけかも」なんてくだらない優越感に心の中でひたりニヤっとする。フィンランドに行ったのは夏と冬の2回。ラップランドへの滞在中に、偶然オーロラを見ることができた。空が大きくうねって薄い緑の靄がかかり、徐々にそれがカーテンのように波立っていくのをただ黙って見ていた。厚手のダウンのフードをかぶり、地面に横たわって空を見上げた。ありえない寒さだったけれど、時間を忘れるような眺めだった。
お茶をして、2010年のカレンダーを買ったり、なんとなく入ったアメリカンラグシーでふたりしてセール品を買ってしまったりした。もうお金ないのになぁ。でもスカートかわいすぎた。彼のフィッティングを待っている間、ラグシーでかかっていたミニマルミュージックがひどくかっこよくて身体がすこし動いていたようで、同じく一人で身体を揺らしていた店員さんと目が合いにっこりとされる。
1杯だけ飲んで帰ろうか、とソウルバーに行くべく3丁目を歩いていたら偶然リサちゃんに会う。うちらバーに飲み行くけど来る?と聞いたら、行く行く!と言うので3人で飲みに行った。「貯金が全然できないんだけどどーしよー」とリサちゃん(30さい・一ツ橋卒・セレクトショップ店員)に言ったら、「私0円だよ?時々足りなくなって親にもらってるし!この間のボーナスもマノロラニクとルブタンの2足でほとんどなくなっちゃったし!」と言うので、本当にほっとした。私意外にしっかりしてるかも。リサちゃんが真顔で「むしろ、何のために貯金するの?」って聞いてきたので、私もこのくらいの心意気で生きようかな、と思ったくらいだった。

Smithで買ったカレンダーと印鑑入れ。この家に住み始めてからのカレンダーはすべて壁にかけたまま、新しいのを追加してる。ほとんどDELFONICS×Smithのもの。